トップ・メッセージ 2018年 年頭のご挨拶

21世紀に入り、もうじき20年を経過しようとしている現在、インターネット元年といわれる1995年以来のネットワーク化技術の進歩とデータ処理に関するスピードと量の爆発的な伸びから、あらゆるモノがネットにつながるIoT時代が到来しました。

テクノロジーの進歩においてハードとソフトを別々に扱ったり、産業界の動向を業界ごとに区分、区別して議論を完結させることが難しい世の中になってきています。

近年、企業のグローバル化が叫ばれる中、ついグローバル化と言うと国を超えての国際化(international)のみを考えてしまいがちですが、それにとどまらず一つの学問、研究分野を超えるという意味での学際化(interdisciplinary)、そして上記テクノロジーの流れからは、今、業界の垣根を越えることを意味する、言わば、業際化(inter-industry)が求められています。

アイテスでは、これら時代の大きなうねりを捉えて、自動車・車載関連分野、環境・エネルギー分野、そしてIoT機器関連分野にフォーカスし、設備投資、人材投資を進めていきます。上記の通り、これら3分野も別々に拡大していくのではなく、密接に繋がりながら進化・発展を遂げようとしています。例えば、自動車関連市場では、”CASE”という言葉で象徴されるように、C:Connectedつながる;A:Autonomous自動運転;S:Sharedカーシェア;E:Electrified電動化(Ecoにもつながる)が現在のトレンドです。また自然エネルギー分野において確固たる地位を確立している太陽光発電市場においては、今後、保守・点検事業の重要性がさらに増してきます。現地での確実で効率的な点検手法が求められる一方、さらに効率性を高める上で、IoT技術を駆使した遠隔地からの常時監視システムの整備も進み始めています。これらは一例ですが、アイテスの受託分析・受託試験サービス、太陽光パネル検査装置、電子機器修理、ウェハー加工の4事業とも上記3分野に深く関わっており、独自の技術を進化させ、さらに深く入り込んでいくことで、上記3分野の発展のスピードを一分、一秒でも加速させられるような製品・サービスを提供していきます。

2017年、社内では人事制度を大幅に見直し、新制度をスタートさせました。2018年はこれをさらに進め、教育制度、教育システムの整備を行っていきます。また、個々のプロジェクトの回転スピードを上げるため、プロジェクトメンバー全員が自ら計画、チェック、そして改善、飛躍できるような「自律的活動」を促進させるための仕組みづくり、環境づくりにも取り組んでいきます。

ものづくりの「真実を追求する」という理念のもと、アイテスの強みを地道にとことん追求し、より鮮明にすることで、これからのテクノロジーそして社会の進歩に貢献したいと考えています。

2018年1月 代表取締役社長
五十嵐 靖行