固体表面も溶液抽出することでイオンクロマトグラフにて測定が可能です。数cm角以上の試料表面について平均的なデータが得られるので、プリント基板などの平板試料の相対比較に適しています。ここでは液体試料と固体表面の分析の流れを示します。
液体試料の分析
液体試料は、希釈やろ過などの溶液調整後、装置に導入し測定を行います。測定結果は溶液濃度 [mg/L] にてご報告いたします。

※液体試料は10~50mL 程度提供願います。
※陽イオン測定の場合、ガラス容器はご遠慮願います。
成分
Cl
Br
SO4
・・・
溶液濃度 [mg/L]
1
0.5
2
・・・
固体表面の分析
固体試料は別途前処理を検討いたします。例えば、プリント基板の場合、試料を抽出液に浸漬し、加熱処理等により試料表面のイオン性成分を抽出液に抽出します。抽出液を回収し、希釈やろ過などの溶液調整後、装置に導入し測定を行います。
測定結果は、単位面積あたりの検出量 [μg/cm2] または試料抽出液濃度 [mg/L] にてご報告いたします。

成分
Cl
Br
SO4
・・・
単位面積あたりの
検出量 [μg/cm2]
0.2
0.1
0.4
・・・