顕微ラマンによる樹脂材料結晶化度分析 顕微ラマン分光光度計によって得られるスペクトルから、ピークの半値幅の違いにより、微細な範囲で樹脂材料の結晶化度を求めることができます。 ラマン分光法による樹脂材料の結晶化度分析 ラマンスペクトルの線幅は結晶性を反映して変化します。 例:PET(polyethylene terephthalate) C=O伸縮バンドの半値幅と結晶化度の間に相関があるこれを利用してPETの相対的な結晶化度を求めることが可能 分析事例 PETボトルは耐熱化のため、飲み口部が結晶化処理されている(飲み口が白色のもの)このPETボトルの飲み口からボトル本体にかけての結晶化度変化をラマン分析にて調べた。