金属・高分子・プラスチック・セラミックス等、様々な材料の超微小硬度測定が行えます。また硬さを数値化できるため、材料の顔(特性)が見えてきます。
特徴
装置概要
- 設定荷重まで段階的に荷重を増加させて測定をおこなうため、表層からの連続的な硬さや押し込み深さ、材料への影響情報などがプロファイルとして得られます。
- 圧子を材料中に押し込む侵入深さと、除荷後回復する荷重/侵入深さ曲線より硬さ値を求めるため、硬度以外にヤング率・塑性硬さ・塑性変形量・弾性割合・クリープなどの多くの物性を解析することが可能です。
- 測定n数を増やすことで硬さなどのばらつきを標準偏差で表すことができます。

各材料の特性評価
使用材料:プラスチック、SUS、Au、ガラスプレート、Al


*1 マルテンス硬度
弾性・塑性を含めた硬度
*2 ビッカース硬度
弾性を考慮した塑性のみの硬度
*3 弾力割合(回復量の割合)

押し込み量が少ないガラスプレートが最も硬く、押し込み量の多いプラスチックケースが最も軟らかい。
回復量の多いガラスプレートとプラスチックケースは弾性の割合が高く、回復量の少ない金属類は塑性の割合が高いといえる。ヤング率の高いSUSは硬い傾向にあり、材料応力が高く加工がし難い材料といえる。材料の特性評価をお考えの際にはお気軽にお問い合わせください。