熱重量示差熱分析は試料の温度を一定のプログラムによって変化させながら、
試料の重量測定(TG)と試料と基準物質の温度差の測定(示差熱測定)(DTA)
を温度の関数として同時に行う分析です。
装置概要(水平差動型TG-DTA)
試料と基準物質をそれぞれの天秤を対称に配置し、試料、基準物質のそれぞれの重量を計測し、
その差をTG信号として出力する。
試料、基準物質のそれぞれの温度を計測し、試料と基準物質の温度差をDTA信号として出力する。
TG-DTAにより得られる情報
分析事例
①熱硬化性樹脂中の残留溶媒の揮発挙動と硬化反応の確認
②絶縁材料の耐熱性評価
測定可能条件/
必要サンプル量(ご相談ください)
温度範囲: 室温~1000℃
必要サンプル量:10~20mg
サンプル形状:フィルム、粉末、バルク
*腐食性ガスを発生させるものは測定できません