急激な温湿度変化で生じる結露は、製品の腐食やイオンマイグレーションによるリーク、誤動作を引き起こす原因となります。
結露サイクル試験は温度変化と加湿を行い、結露を強制的に繰り返し発生させ結露に対する評価を行います。
結露試験のしくみ
結露のメカニズム
水蒸気を含んだ空気が冷えた物体に触れて、空気が急激に冷やされることで水蒸気が水となり物体へ付着し、結露が発生します。
結露サイクル試験は、低温状態にした試験槽に恒温恒湿の空気を送り込むことにより、試験サンプルに結露を強制的に発生させ結露状態を再現します。
結露後は乾燥までを自動で行い、低温→結露→乾燥の繰り返しの試験を行います。

試験槽仕様
型式 :TSA-203D(ESPEC)
内寸 :W650×H460×D670
温度範囲:高温さらし -10℃~+100℃
:低温さらし -40℃~+10℃
湿度範囲:40~95%RH(高温さらし)
通電 :試験中の通電も可能
※本試験は、協力会社様で実施するサービスとなっております。

マイグレーションの状態観察

結露試験前後における経時変化の観察対応も可能です。