高温試験は試料が高温条件下に晒された場合の耐熱性の評価等で実施されます。
プラスチックなどの有機材料は耐熱性に劣りますが、共重合(アロイ化)など耐熱性を付与した分子設計によりその特性は向上します。
また、イオン化傾向の大きい金属は酸化されやすくなっていますが、合金(アロイ化)や表面コートなどで酸化等による変質を軽減できます。
★特性を向上させた機能性材料・複合材料の高温試験により、それら材料の耐熱性を評価することが可能です!
使用装置 / 高温試験器
★高温試験装置の主なスペックと保有台数
内法:W600×H600×D600mm 、温度範囲:50℃~200、300℃ |
内法:W800×H800×D800mm 、温度範囲:50℃~300℃ |
内法:W1,000×H1,000×D1,000mm 、温度範囲:50℃~200、300℃ |
熱酸化、および熱劣化メカニズム
重合反応促進例(熱硬化性ポリイミド)
※ 高温処理により、アミド結合窒素Nとカルボン酸の分子内縮合反応を促進し縮合水をともないポリイミドを得る。
高温試験 焼成対象試料
- 半導体パッケージ
- 基板
- 電子部品/電子機器製品
- 樹脂材料
- ラミネートフィルム
- 樹脂材料の重合、合成反応の促進
- 素材のアニール処理 など