修理ご依頼品を発送される際、気をつけていても、運送事故が起こる場合があります。特にお盆や年末の繁忙期は、増える傾向があるようです。
「そんなに気にしなくても、破損事故にあったら運送会社が補償してくれるでしょう?」と思われるかもしれません。箱が明らかにへこんでいる場合は運送会社の補償対応も望めますが、箱にへこみや破損がなく内部のパソコンだけが破損した場合は、対応が難しくなります。また運送会社への交渉には時間も労力もかかります。それを防ぐためには事故にあわないよう、しっかりと梱包するという自衛が必要です。
では、梱包のコツ・注意事項をご紹介しましょう。
本体と付属品について
パソコン本体と付属品(ACアダプタなど)をまず気泡緩衝材で包みます。
梱包箱について
購入時の箱(純正箱)が残っている場合、その箱でOKです。但し中の緩衝材は省かないでください。純正箱は本体サイズぴったりに作られており衝撃への耐性はないため、外側にも気泡緩衝材で保護が必要です。
純正箱がない場合は運送業者等が取り扱われているパソコン専用箱で梱包すると安心です。伸縮性のある素材で上下を包み衝撃を吸収する構造です。中材の上に付属品を置いて、養生テープなどで固定します。
パソコン専用箱がない場合は、パソコンよりふたまわりほど大きなダンボール箱を用意します。できれば厚みのあるダンボール箱がオススメです。薄いダンボール箱はオススメできません。
梱包箱を用意したら、底に緩衝材を敷き詰めます。なければ丸めた新聞紙で代用します。その上に先ほど気泡緩衝材で保護したパソコンと付属品を置き、パソコンが箱に触れないよう、隙間を緩衝材で埋めます。
梱包状態のチェック
箱詰めしてから最後にもう一度、梱包状態を確認してください。 テープで封をする前に、一度箱を左右に振ってみて本体が動くようなら、緩衝材が足りません。追加しましょう。 梱包箱をテープで封をする際は、Hの字のように貼ると強度が出ます。修理ご依頼品を送っていただく際は、上記の梱包方法をご参考いただければ幸いです。