オシロスコープ[Oscilloscope]は主として電気的解析・測定に用いられます。電気信号をタイムリーに測定し、時間軸上で特性の変化を目に見えるよう、波形として観測することのできる測定器です。
今回はオシロスコープを用いて、修理品の解析を行いたいと思います。
(Tektronix製のオシロスコープを例に説明していきます)
まず、なぜオシロスコープを使用すると便利なのか、簡単に見ていきましょう。
評価用基板に安定化電源とオシロスコープを接続します。
観測した波形がオシロスコープに表示されます。
ここで、観測されたオシロスコープの画面の見方をまとめます。
横軸が時間(図左)、縦軸が電圧(図右)です。
各種の設定を変更することが可能です。
オシロスコープを使用するメリット
・電気信号(特性や動作変化)がタイムリー(時間軸)に観測可能
・4本のプローブを使用し、同時に4チャネル(箇所)まで同時測定可能
・見やすいように(解析しやすいように)表示のパラメータ設定が変更可能
・測定データ(画像・数値)の保存、出力が可能
さて、オシロスコープの使い方がわかったところで、実際にオシロスコープを使用して解析をしてみたいと思います。
電源投入してみたところ、動作不良を起こしている様子でした。
不具合部品を付け替えてみます。
改めて電源投入してみると、正常に動作することが確認できました。
いかがでしたでしょうか。
今回は、オシロスコープを用いて解析する場合の事例を紹介しました。
今後もアイテスはお客様へ修理で貢献していきます。