光学ドライブの種類
光学ドライブの種類 | 読み込み | 書き込み |
---|---|---|
CD | CD | – |
DVD | DVD | – |
CDRW | CD | CD-R/ CD-RW |
DVDコンボ | CD/DVD | CD-R/ CD-RW |
DVDマルチ | CD/DVD | CD-R/ CD-RW/ DVD±R/ DVD±RW |
Blu-ray | CD/DVD/BD | CD-R/ CD-RW/ DVD±R/ DVD±RW/ BD-R/ BD-RW |
故障の傾向と対策
光学ドライブの最も多い不具合は、やはり“読み込みや書き込みができない”という症状になります。
読み込みや書き込み不良の原因については、“レンズ汚れ”の可能性があり、レンズクリーナーで解決することもよくあります。特にPC使用時に喫煙されている場合は、レンズがヤニで曇ってしまっていることが考えられるため、不具合を感じたら交換や修理に出す前に、まずはレンズクリーニングを試してみるのもよいでしょう。
次に多い故障は、ディスクトレーが排出(イジェクト)されない不具合です。
デスクトップパソコンの場合は、イジェクトさせるモーターからプーリーを返して駆動していますが、このプーリーのゴムリングが変形して、モーターの力が伝わっていないことが考えられます。
輪ゴムとは固さや伸びが違うため、専用のゴムが必要になりますが、電気街などに売られている場合もありますので、サイズが合うゴムリングを見つけられれば、ピンセットを使って比較的簡単に交換ができます 。
ゴムリングの変形は、長時間ドライブを使わず、ゴムリングが固定されたことにより、材質が変形(硬化)して起こります。
イジェクトさせることによって、ゴムリングが同じ位置に固定されず、変形を抑えることができますので、たまにディスクトレーを開閉してあげることによって、イジェクトの劣化を防ぎ長持ちさせることができます。
ゴムリングの入手が難しい場合は、硬化したゴムリングを、直径より少し大きいマジックなどの円柱状のものに1週間以上はめておき、強引に矯正してあげることで、再度使えるようになることがあります。
ノートパソコンの薄型ドライブの場合は、トレーを最後まで引き出すとフレキケーブルが見えますが、ディスクトレーを勢いよくしめてしてしまうと、フレキケーブルが引っかかってしまい開きにくくなることがあります。
ドライブの裏側から見て、フレキケーブルがこのようにたるんでいたり折れていたりすると、不具合が出る可能性が非常に高いので、注意が必要です。
トレーは無理なくゆっくり閉めるようにすれば、イジェクトしない問題の発生を抑えることができます。
光学ドライブの修理対応について
パソコンが壊れてしまってCDが取り出せない時の裏ワザ
最後に・・・
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次回は入門編⑧『ACアダプタ・電源ユニット編』をお伝えいたします。お楽しみに!!