パソコンにとって最大の敵、それは熱です。その熱対策として使われているのが冷却ファンです。今月はこの冷却ファンに関する豆知識です。
デスクトップ型パソコンのファンはさまざま
一口で冷却ファンといってもメーカーやサイズ、形状、定格はさまざま。またファンから出ている線の数もさまざま。
2ピンタイプ
3ピンタイプ
4ピンタイプ
通常はファンから出ているコネクターは2ピンから4ピンの3種類が主流です。
普段の修理作業の中でファンを交換することもありますが、その際このコネクターの付け替えが発生します。
普通、電源(+)は赤、GND(-)は黒が主流ですが、4ピンとなるとちょっと落とし穴があるのです。実はファンによってはこの線の色もさまざま。
中には右のような全部黒色の線のタイプもあり配線時に一目ではわかりません。
ファンから4本の線が出ている(4ピンコネクター)ものとは?
4ピンコネクターの場合、電源(+)、GND(-)の他に、速度センサー、PWM(ここでは専門的な説明は省略しますが、、)のラインがあり、それぞれ間違わずに配線する必要があります。間違って配線したりするとファンが回らなかったり、最悪の場合はファンが壊れてしまうこともあります。
では4ピンのコネクターの場合の配線を調べてみましょう。
以下に何種類かのファンのコネクターを揃えてみました。
同じ4ピンでもファンの種類によっては線の色と配置も違います。
上の左右を比べると、電源(+)の赤の配置が違いますね。
これ、誤ってつけちゃうと、、電源の位置が違ってきます。
それぞれ左右を見比べると、コネクターの形状が違いますね。
はめ込む際の位置決め枠が左側が3:1で区切っているのに対し、右側は4:0になっています。
実は4ピンのコネクターにも厄介なことに2種類のタイプが存在してそれぞれピン配置も違うのです!!
当然のことではありますが、アイテスの修理作業では、部品を交換する際はそれぞれの仕様をしっかりと確かめながら行うことをモットーにしています。