アイテスのSDGsの取り組み

SDGsとは

SDGs(Sustainable Development Goals)とは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された2030年までに持続可能でよりよい世界の実現を目指そうと定められた国際目標です。

アイテスのSDGsへの取り組み

アイテスでは『先進的な独自の技術力、商品力、サービス力で’ものづくり’の世界の真実をとらえ、役に立つ情報を提供し、新しい価値を追求します』の企業理念のもと、持続可能な社会の実現に向け「環境・エネルギー」「豊かな社会」「人の尊重」の3つのテーマを掲げ、様々な企業活動に取り組んでいます。

「環境・エネルギー」への取り組み

アイテスは、電子機器の修理・リユースによる資源の有効活用、マイクロプラスチックの分析や材料評価、さらにはソーラーパネルの健全性維持に役立つ装置開発を通じての再生可能エネルギー利用拡大など、事業活動を通じて環境への配慮に多角的に取り組んでいます。資源の有効利用と環境負荷低減を常に意識し、持続可能な社会の実現に貢献しています。

資源の有効活用、環境への負荷低減に貢献します

メーカーサポートが終了した電子機器に対して、修理や第三者保守サービスを行っています。電子機器を修理することにより製品寿命を延長し、「壊れたら捨てる」から「長く大切に使う」という意識へシフトすることを推し進めています。

また、3Rの観点から、修理においても故障したユニットの丸ごと交換をまず考えるのではなく、故障部位を特定し搭載される電子部品単位での修理による復元の可能性を探りながら、リサイクル部品の活用も取り入れています。修理業を通じ、生産者と消費者の間をとりもち、「つくる責任とつかう責任」の掲げる目標の実現に寄与しています。

 

また、社内で排出される産業廃棄物は適切に分別処理し、人の健康や環境への配慮を怠ることはありません。限りある資源の有効活用と、環境への負荷低減を積極的に推進していきます。

分析・解析を通じて環境保護に貢献しています

マイクロプラスチックは5mm未満のプラスチックの欠片であり、自然界で分解され難く、生態系に多大な悪影響を与えます。プラスチックをリサイクルし、環境への排出を減らすことはマイクロプラスチックの抑制に繋がります。

マイクロプラスチックの分析、リサイクル材料の活用のための分析を通じて、マイクロプラスティック汚染対策や、リサイクル原料の評価といった”環境にやさしい取り組み”を支援しています。

 

SDGsへ貢献 材料/リサイクル原料比較分析

ソーラーパネルの健全性の維持と資源再利用に貢献します

アイテスの太陽光パネル検査装置『Solamente』シリーズは、太陽光発電所の保守点検(O&M)において、ソーラーパネルの効率的かつ正確な点検を可能にし、再生エネルギーサービスの健全性を維持します。

 

『Solamente』シリーズのひとつ、リユースチェッカーは、使用済みのソーラーパネルの再利用可能性を迅速に判断できる革新的な機器です。この機器を利用することでソーラーパネルの寿命を最大限活用することが可能となり、再生可能エネルギーの割合増加、普及拡大に繋がります。使用済みのソーラーパネルの再利用を促進し、再利用割合を増やすことで、新たなソーラーパネルの製造時に排出されるCO2など温室効果ガスの排出量を削減できる効果が期待されます。

 

太陽光パネルの大量廃棄時代に備えて/リユースチェッカーのご提案

「豊かな社会・イノベーション」への取り組み

アイテスは創業時より“ものづくり”に向き合い、技術の進歩に貢献すべく取り組んできました。今後とも、培ってきた技術力と発想力を活かし、豊かな社会の実現を目指します。環境への配慮を両立させながら、お客様の課題解決と持続可能な社会づくりに貢献し続けます。

電子材料の解析を通じて技術革新に貢献します

クリーンなエネルギーを使用して発電する太陽電池、消費電力の少ないLED、そして太陽光/風力発電等に設置される電力制御のパワコンやEVに欠かせない次世代パワー半導体素材であるSiC(炭化ケイ素)。

 

これらの解析・検査・分析・試験を通じて、技術上の観点から温室効果ガスの削減の促進に貢献しています。

次世代エネルギー技術の発展に貢献する検査・解析ソリューション

EL/PL検査装置、分析サービスは、ペロブスカイト型など次世代エネルギー源である高効率太陽電池の研究・開発、製造分野において、欠陥の有無を検出し、原因究明・課題解決に結びつくデータを収集・提供します。

これにより、エネルギー効率の改善にもつながるこれら次世代太陽電池の普及・実用化を促進する支援をを行っています。

 

SiCウェハー欠陥検査装置、SiC測定・解析受託サービスは、太陽光/風力発電、EV(電気自動車)の電力制御に欠かせないパワー半導体の次世代素子として着目されているSiCのウェハーの潜在欠陥の有無を独自技術により検出します。これら高いエネルギー効率を求められる分野での応用が期待されるパワー半導体の普及・実用化に貢献しています。

 

SiCウェハ欠陥検査・受託測定サービス

「人の尊重」への取り組み

アイテスはすべての従業員に安全で健康的に働ける職場環境を整えるため安全衛生委員会の積極的な取り組みや健康経営を推進し、適正な労働時間の管理、健康診断やストレスチェック・育児休業の取得推奨などに取り組んでいます。

また、法令遵守はもとよりあらゆる差別的行為を禁止し、職場内におけるパワーハラスメントやセクシュアルハラスメントの防止に努め、誰もがおかしい事をおかしいと言える働きやすい環境づくりに努めています。

全ての人の心と身体に健康を

中小規模法人部門 取り組み事例集(健康経営優良法人2024)より抜粋。図の一部を編集。

アイテスでは、毎年実施する健康診断の受診率100%を維持し、要所見者の早期発見に努めています。

また、ストレスチェックも義務化以降実施率を100%に保つなど、従業員に対して心と身体の健康の向上に積極的に取り組んでいることが評価され、2019年以降6年連続で健康経営優良法人に認定されています。

 

アイテスが取得している資格・認定/会社概要

健康優良法人制度とは?

仕事と生活の調和とジェンダーの平等を

アイテスは滋賀県ワーク・ライフ・バランス推進企業に登録されており、仕事と生活の調和のために、誰もが働きやすく、そして休暇も取得しやすいメリハリのある労働環境の整備に積極的に取り組んでいます。


従業員の女性比率に関しても、約3割と技術系の同業他社と比較しても高い割合で推移しています。近年、女性管理職(課長職)の割合は20%を超え、これからも男女同一の評価制度と基準に基づいて、男女関係なく活躍できる機会を増やしていく方針です。

全従業員に成長の機会を平等に

アイテスの行動指針に「自ら進んで新しいことにチャレンジする・常に上を目指し独自技術で勝負する・自らを変えていくことに躊躇しない」と謳われているとおり、全従業員には、365日利用できるe-ラーニング受講の機会が提供されています。

ネット研修以外にも、資格取得やスキルアップのための自発的な通信教育等に対しても会社が75%の費用を負担するなど、未来につながる技術習得を目指す、意欲ある従業員を支援しています。

 

また、毎年、上司との間で業務目標の策定や進捗状況の確認、将来のキャリア形成に関する面談を実施するなど、従業員の成長と働きがいを促進するダイアログの場を設けることで、より充実した職場環境の構築に取り組んでいます。