機械研磨法による加工ダメージ 機械研磨は最も一般的で歴史の長い断面作製手法であり、断面作製領域が最大で数cmから10cm程度と広範囲で断面を作製することが出来ます。しかし、加工に伴う変質層や段差、延び(ダレ)、刺さりなどのダメージが生じ「有るはずのものが無い」、「無いはずのものが有る」といった問題が発生することがあります。アイテスでは、長年培った技術と経験により、信頼度の高い断面作製を行っています。 機械研磨法における主な加工ダメージ 材質特性に合わせた研磨仕上げの重要性 はんだ等の柔らかい金属では、機械研磨で研磨ダレ(研磨により材質が延びる現象)を生じやすく、微小な亀裂や隙間などが埋まり、見えなくなっている可能性があります。アイテスでは様々な材質での研磨経験を活かし、対象の特性に合わせた条件で仕上げを施す事で、研磨によるダメージが極力残らない、信頼度の高い断面を作製致します。 こんな経験ありませんか? クラック、断線などの不良が疑われるが対象部にそれらしき個所が見当たらない。 測長すると設計値と寸法が合わない 研磨砥粒が刺さっている。 など その研磨、仕上げがうまく出来ていない可能性が考えられます。研磨の仕上がりにご不満、疑問をお持ちの際は、弊社にご相談下さい。 はんだ(BGA)での事例 *レーザー加工で微小クラック(Good文字)を再現 研磨ダレが残った仕上がり 研磨ダレを除去した仕上がり 一見同じような仕上がりに見えますが、研磨ダレの残る仕上げではクラックが埋まり見えません(赤枠内)。ダレを除去する事で本来存在したクラックを捉えることが可能です。材質の特性に合わせた仕上げを行わない研磨では、本来の姿を捉えられていないかもしれません。弊社では豊富な経験を活かし、最適な仕上げで断面作製いたします。 お問い合わせはこちらから 株式会社アイテス 品質技術部 TEL:077-599-5020 メールでのお問い合わせはこちらから