パッケージや実装部品の破断・剥離の確認方法として、非破壊検査(透過X線、CT)や断面観察等がありますが、これらは破断した層に対する剥離の広がりを「面」でとらえることが困難です。
インク浸漬試験(dye and pry)では、着色液や蛍光液を浸透させることにより、破断・剥離層の観察を行うことができます。
インク浸漬試験の流れ
事例:実装部品(BGA、QFP)
観察の結果、はんだボールの多くが部品側で破断し、ボール外周から進展していた。
観察の結果、破断はリード接合部のフィレットヒール部より進展していた。