経年劣化により不具合を起こしたアルミ電解コンデンサについて、内部状態をX線CTにより確認しました。
外観比較
正常品と劣化品について、外観確認を行いました。
X線CTによる内部比較
正常品と劣化品について、X線CTによる内部観察を行いました。
劣化品は電解液の分解等によるガスにより内部圧力が上昇している様でした。さらに劣化が進むと圧力弁の開放により電解液が噴出する恐れがありました。また、ゴムキャップの変形による気密低下で徐々に電解液が揮発し最終的には容量抜けでオープン不良になると考えられます。