実装前のトグルスイッチ部品において、操作レバーが切り換わらない不具合品が見つかりました。X線で透視観察を行ったところ、内部の金属板がズレている様子が観察され、不具合の原因が判明しました。
トグルスイッチの観察事例(X線透視観察&直交CT観察)
実体顕微鏡像
X線透視像
本来、金属板は中央の端子を軸にシーソーのように動き回路を「切り換え」る役目をしていますが、不具合品では金属板がズレているため、レバーが反対側に切り換わらず、回路の「切り換え」ができなくなっていました。
X線CT像
CT観察では3D像の他、X、Y、Z方向の任意のスライス断面像が得られます。