ポアソン比とは、物体に荷重を掛けた際に生じる縦方向と横方向のひずみの比であり、材料の強度計算等において必要になるものです。引張試験機とひずみゲージを用いた、ポアソン比の測定事例を紹介します。
引張試験機を用いた測定
試験片にひずみゲージを貼付け、引張試験機にて荷重を掛け、ひずみゲージより得られる縦、横のひずみを調べました。
ひずみ測定結果とポアソン比計算結果
2種類の材料(ポリカーボネート(PC)ポリアミドイミド(PAI))について引張荷重を掛けた際の縦横ひずみ変化を調べ、グラフの傾きよりポアソン比を計算しました。
PAIは高い剛直性と分子間力を示す構造を持っており、ポアソン比がより小さくなったと考えられます。
剛直性に寄与する構造
引張試験によるポアソン比測定、強度測定に対応致します。お気軽にご相談下さい。