ラマンスペクトルには有機化合物の官能基が反映されます。UV硬化性樹脂のUV照射前後のスペクトルを解析しました。
UV照射前後のラマンスペクトル
UV硬化樹脂(アクリル系)に紫外線を照射し、照射前後のラマンスペクトルを取得しました。
ラマンスペクトル中のピークの変化(UV照射前→UV照射後)
硬化モードの推定
検出されたピークからこのUV硬化樹脂は、紫外線により発生した活性種により、ビニル基(C=C)が反応する重合反応が進行しているものと考えられます。
ラマンスペクトルの解析により硬化反応がある程度推定可能です。より詳しい硬化モード硬化解析のためにはGCMS等の分析が必要ですがアイテスではスペクトル解析により、構造推定だけでなく、反応の推定まで対応致します。





