DMAによる熱劣化ゴムの評価

ゴムが熱劣化するとゴム弾性が失われ硬くなるものがあります。これを評価する手法は幾つかありますが、DMAによる動的粘弾性測定により低温~高温にかけての状態評価が可能です。

動的粘弾性測定による熱劣化ゴムの評価を紹介します。

熱劣化試験と動的粘弾性測定

熱劣化試験に適した装置として槽内空気を循環させることの出来る恒温槽を使用し、NBRゴム、EPDMゴムを100℃にて所定時間加熱し、加熱時間による粘弾性挙動の変化を調べました。

どちらのゴムも加熱時間が長くなるに従いtanδ(=E”/E’ )はピークが高温側にシフトし、ピーク値が減少する様子が見られました。ゴム弾性が失われ弾性率が低下した結果、Tgが高温側にシフトしたと考えられます。

動的粘弾性の測定により材料劣化に伴う物性変化の確認と、構造変化の推定の手掛かりを得ることが可能になります。他の化学分析を行えばより具体的な化学構造変化を明らかにすることも可能です。

アイテスでは劣化試験から物性評価、化学分析まで一貫して対応致します。

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