材料の熱老化特性を評価することは、実使用環境における材料の特性を評価することに役立ちます。加硫ゴムの熱老化試験の事例を紹介します。
熱老化試験
JIS K6257(加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−熱老化特性の求め方)に準拠した手法でギアーオーブン内にゴム試験片を吊るし、熱処理時間を変えた試験片を作製しました。

使用装置

試験の様子
物性評価
加熱した天然ゴム(NR)を引張試験を行って機械物性の変化を調べました。同時に硬さを測定し、ゴムとしての特性の変化を調べました。
加熱温度:120℃ 引張試験:万能材料試験機
硬さ測定:マイクロゴム硬度計



加熱に伴いゴム弾性が失われ、硬くなる様子が確認されました。
アイテスではゴムなどの材料の熱老化試験、湿熱劣化試験などの各種試験に対応可能です。お気軽にご相談下さい。