信頼性試験によるスペック確認と故障解析

信頼性試験から、故障解析までの一貫した解析をする事で、サンプルが規格を満たしているか確認すると共に、Failしたサンプルの不良箇所の特定及び観察をする事が可能となります。

信頼性試験による半導体素子のスペック確認

試験機:ESD・ラッチアップテスター

M7000/東京電子交易製

対象サンプル:SiC MOSFET PKG

印加規格:HBM(100pF/1.5kΩ)

GS間で1uA/11Vのリークが発生

ESD試験でサンプルが本来の規格を満たしているか確認したところ、ゲート-ソース間でリークが確認されました。

ESD試験装置
ESD試験後のI-V

・サービス内容

HBM試験(C=100pF, R=1.5kΩ)+5~±4500V

MM試験(C=200pF, R=0Ω)+5~2000V

512ピンまでのICモジュール、電子部品等様々な製品に対して、国内外の主要規格に対応した試験を提供しております。

不良箇所特定~TEMによる故障箇所の観察

EMS/OBIRCH解析による不良箇所特定                                  

ESD試験により発生したリーク箇所を特定するため、EMS/OBIRCH解析を実施致しました。この解析により、半導体の不良箇所をサブミクロンレベルで特定する事が可能です。また、独自の前処理加工技術により様々な状態のサンプルに対して解析を実施できます。

EMS/OBIRCH解析装置

TEMによる故障箇所の観察

使用装置:

JEOL JEM-4000FX

加速電圧:400kV

特定したリーク箇所に対し、独自の位置出し技術を駆使する事で、光学像では認識できない極微小な不良でも、高い確率でSEM, TEMで可視化する事が可能となります。

TEM装置
TEM像1

お客様のご要望、目的に応じた試験や解析をご提案, 実施し、原因究明~問題解決までのお手伝いを致します。

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株式会社アイテス 品質技術部
TEL:077-599-5020