液晶材料には様々な種類があります。LCDパネルに使用する低分子もあれば、プリント基板や電装部品などに
使用される高分子もあります。本資料ではそれら低分子液晶、高分子液晶(LCP)の分子構造を解析した
事例をご紹介いたします。
FT-IR分析による分子構造解析
分析した液晶ポリマー(LCP)フィルムのIRスペクトル
IRスペクトルより、全芳香族ポリアミドであることが分かります。
アミド結合とベンゼン環(フェニレン)の共役による剛直性と分子間力がメソゲンとなり液晶性を発現させます。
XPS(ESCA)分析による表面官能基(分子団)の把握
芳香族ポリエステル(LCP)の結合状態スペクトル
スペクトルより、ベンゼン環由来の結合ピークが強く、その占有率の高さを意味します。エーテルとエステルは、ベンゼン環との共役により、若干の強度差が出ます。これらの共役による剛直性と分子間力がメソゲンとなり液晶性を発現させます。
GC-MSによるLCD用液晶材料分析例
GC-MS分析結果(TIC)
主にフッ素基を導入した分子構造の液晶が検出されています。耐熱性、耐薬品性、駆動性に優れた構造で、ベンゼン環の存在と電気陰性度由来の分極でメソゲンとなり液晶性を発現させます。
化学機器分析で材料全般の分子構造を解明いたします。
豊富な装置と知見で、液晶材料のみならず、様々な素材の信頼性試験、分析解析にご対応いたします。
海外輸入品/素材の分子構造の把握や不具合解明など、お気軽にご相談ください。





