澁澤賞受賞のお知らせ:東北電力と共同開発した「PV遠隔安全診断システム」

当社が、東北電力株式会社(本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:石山一弘)と共同で進めてきた「PV遠隔安全診断システム」が、第70回(令和7年度)澁澤賞を受賞(東北電力と共同受賞)したことをお知らせします。

受賞の背景

澁澤賞は、電気保安に傾注された故澁澤博士の意を体して、広く電気保安に優れた業績を上げた方々に毎年贈られており、民間で唯一の電気保安関係表彰として各界より認められている権威ある賞です。この度は「PV遠隔安全診断システム」の開発が【発明・工夫、設計・施工】の分野で評価頂きました。

開発の概要

本システムは、太陽光発電設備における太陽電池などの直流部を対象とする電気的な健全性診断をクラウド環境で行い、その診断情報に基づき異常発生時は保守点検者が早期に現地対応することを可能とするものです。

IoTセンサーである定置型機器を太陽光発電設備の直流部に設置し、夜間に太陽電池ストリング単位で以下の項目を自動測定します。

 

  • 対地間の絶縁性能
  • バイパス回路の健全性
  • セルストリング回路の健全性

測定データは外部通信機能によりクラウドサーバに送信され、設置個所最寄りの気象データも同時に取得・蓄積します。クラウド上で健全性を診断し、その結果を保守点検者に通知することで、異常箇所やその傾向を遠隔より把握でき、迅速な対応を可能にします。

今回受賞した開発グループのメンバーは以下の通りです。
・有松 健司氏(東北電力株式会社 研究開発センター 主幹研究員)
・戸田 祐介(当社 製品開発部)
・柴田 千代美(当社 製品開発部)

・池田 輝雄(当社 製品開発部)

・松下 英司(当社 製品開発部)

今後の展望

「PV遠隔安全診断システム」の製品化を進めて、太陽光発電設備の電気保安に貢献できるよう取り組んで参ります。

(左から)

株式会社アイテス 製品開発部 池田 輝雄

株式会社アイテス 製品開発部 松下 英司

東北電力株式会社 研究開発センター 主幹研究員 有松 健司氏

株式会社アイテス 製品開発部 戸田 祐介

株式会社アイテス 製品開発部 柴田 千代美